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天野 智史さんの
想い × スクコミュ



INTERVIEWEE

天野 智史さん

[プロフィール] 

株式会社インフィニット・フィールド 代表

https://schoolcommunity.jp/


スクコミュ運営責任者の株式会社インフィニット・フィールドの天野です。
スクール/コミュニティ運営システム『スクマネ』を、ヒト・モノ・コトを豊かに繋ぐ、クロス・コミュニティ・プラットフォームに育てます。





―本日はよろしくお願いします。


天野さん:
よろしくお願いします!


―まずは、会社の歴史と創業するきっかけをお伺いしてもよろしいですか?


天野さん:
創業したのが2008年なので、もう13年になります。いつの間にかもう13年経ちました。創業した当時は「これをしよう!」というものはなかったんです。小さい頃から社会人になるまであまり夢を持ったことがなくて、「社会人になる=人生の終わり」と思っていて(笑)ただ、学生の頃から自分の仕事とか人生は、自分の裁量でやりたいというのがあって、「社長になる」ということだけは決めていたんですね。その時に会社名を決めようとなって、苗字の「天野」から、「天」は「無限」のイメージで「インフィニット」、「野」は「フィールド」で、「インフィニット・フィールド」という会社名は学生の頃から決めていて、分野を問わず、無限の可能性が広がる言葉だなというのは感じていました。


―創業はおいくつの時ですか?


天野さん:
創業は27ですね。

―それまではどのようなお仕事されていたんですか?


天野さん 
それまではシステム開発の仕事をしていました。当時は大企業に対してのシステム開発を大きなプロジェクトチームでやる仕事が多かったんですけど、やはり自分の作ったシステムがどのように使われて、どのような感情が生まれているのか、このプロジェクト自体が誰がどんな想いで立ち上げたのか、そういったことを感じることができない位置でずっと仕事をしていて、やはりもっと人と近い位置で、想いを共有して、同じ方向を向いて、自分の専門分野から貢献していきたいという想いがあって、勤めていた会社を5年でやめて独立しました。


―インフィニット・フィールドの会社の概要と今提供しているサービスも教えてください。


天野さん
創業当初から、弊社の顧客はスクールやコミュニティー運営をはじめとした「人と人との繋がり」を大切にされているところが多く、最初はオーダーメイドでシステムを構築し、課題解決をさせていただいていたんですけど、やはり中小や個人の方がオーダーメイドでシステムを作るとなると「社運をかけた一大事」くらいの投資になってしまうんですね。そこで、ノウハウもたまってきたので、よりたくさんの方のお力になりたいという想いから、スクール/コミュニティ運営システム『スクマネ』を製品化をしまして、比較的安価でたくさんの方に使っていただけるものを、弊社だけではなく、みんなで作り、育んでいこうというコンセプトで、今はこの『スクマネ』と、そこから派生したコミュニティ『スクコミュ』というプロジェクトを中心にやっています。


―スクマネのサービスの魅力を教えてください。


天野さん
さっきお話したように、僕自身、小さい頃から夢とか目標とかがなかったんですよ。独立してからは、人に恵まれてきたというのもあるのですが、この仕事を始めて感じたのは、「人が大好きなんだなぁ」ということです。人と関わる中で、何か少しでも自分が貢献できたりとか、そういった瞬間に、自分が幸せや豊かさを感じるので、そこが生きがいだったりやりがいだったりするのかなというのをすごく感じていて。ビジネスって契約があり、サービスを提供して、対価を受け取るという社会のモデルが形成されていますけど、ビジネスも専門家が一方向で提供するだけではなくて、双方向で学び合ったり、助け合ったり、育み合ったりという時代に、どんどんなっているというのを感じるんですよね。 スクマネという製品はそのようなビジネスのベースとなる製品です。人と人とが交わりあって、社会に豊かさを生み出すビジネス、その運営におけるあらゆる業務やサービス提供が一元管理によりシームレスに行うことができる。それによって、皆さんの本来やるべきことに注力いただけるというのがこのシステムの一番の売りかなと思います。


―一番やりがいを感じるのは何ですか?


天野さん
そうですね。やっていてよかったなと思うのは、お客様はもちろん、お客様のその先のお客様もそうだし、うちのスタッフやパートナーさんもそうですけど、皆がそれぞれの場所から、同じ方向を目指して、いろんな感情が生まれながらも、分かり合えたり、1つになれたと感じる瞬間です。僕自身はその喜びをもう13年間味わってきたわけですが、例えば、2年前に入ったスタッフが、そういう姿勢で人と関わったり、そういう体験をしていると感じたときは何よりも嬉しいと思いましたね。


―仕事でこれだけは大変だったなど、苦労した点は?


天野さん
それは今でもたくさんあるんですけど(笑)うちの会社では「線を引かない」ことをすごく大切にしていて、お客様と業者、仕事とプライベートなどいろいろな線があると思うんですけど、すべて繋がっているので、線を引くと色々と矛盾が生まれてしまうので、あえて線を引かずに、融通をきかせてやっているところがすごくあって。しかしそれのせいで、結果的にお客様に迷惑をかけてしまうこともあります。きちんと計画を立てて、これで80以上の結果が出るねと確信した状態で進めていくというよりも、トライ&エラーで、ベストエフォートで頑張ります!という方針でやっていっているので、いわゆるビジネス的な手順を大切にされているお客様からは、無責任に思われたりする事もあるかも知れないですし、現にシステムを常にバージョンアップしていく中で不具合とかもあるので、そうゆう事は胸が苦しくなりますね。自分たちがしたことにより、お客様が迷惑を被ったりとか、お客様の信頼を損ねてしまうという事が何よりも苦しいですね。


―そんなお仕事を大切にする中で、これだけは譲れないというポイントはありますか?


天野さん
自分自身に対して、そして、スタッフや関わる人すべてに対してもそうなんですが、「自分は何を軸に生きていくのか」「あなたの人生はなんですか?」 それが人それぞれあっていいと思うんです。 「お金をいっぱい稼いで、リタイアしてのんびり過ごす」でもそれはその人の豊かさだし。なので、そういった「自分の人生のテーマや軸を持つこと」ですかね。


―会社の・スクマネの・天野さんの最終的なゴールはなんですか?


天野さん
僕は15年前くらいにすごく影響を受けた本がありまして、長島龍人さんの「お金のいらない国」という本なんですね。お金という概念が存在しない国で、ただそれぞれが持つものを、人のため社会のために使い、皆が豊かに生きている国というのが描かれている本なんですけど、僕はそれを読んだとき、正に自分の理想に描いていたものでビビっときたんですね。今、弊社はスクマネというプラットフォームを展開しているわけなんですけど、プラットフォーマーは自分の哲学に基づいた小宇宙を、インターネット上に表現できる可能性がある仕事なんです。僕の読んだ「お金のいらない国」のような、ヒト・モノ・コトが自然と豊かに繋がる世界、そしてみんなが生きがい・やりがいを感じながら、幸せに生きている世界というものを、このスクマネのプラットフォームが広がっていった先に実現できたらすごくワクワクするなと思っています。


―今後起業したいと思っている方だったり、正社員から起業しようと思っている方々にアドバイスやメッセージをお願いします。


天野さん
会社勤めをしているとどうしても「その会社の様な人」になってしまうと思うんです。しかし、外の世界に一歩飛び出せば、そこは本当に無限の可能性があって、色んな人がいて、自分が思い描く理想だったりとか、自分が持つ哲学というのを信じれば信じるほどそういう世界が広がっていくというのをこの13年間で実感しているので、常識とか普通はこうだというのに囚われずに、自分のセンスだったり感覚を大切にして、自分の哲学を持って、自信を持って日々体現していく、その繰り返しではないかなと思います。


―ありがとうございました!