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橋本 幸俊さんの
想い × スクコミュ
橋本 幸俊さん
[プロフィール]
株式会社楽読 統括本部マネージャー
一般社団法人楽読ジャパン 理事
こんにちは!楽読の橋本です。
楽読は、日本全国・アメリカ・韓国で約80校を展開している、楽しく楽に速く読めるようになる速読スクールです。
―本日はよろしくお願いします。
橋本さん:
はじめまして。橋本幸俊と申します。私は、「楽読」といって本を早く読む速読の教室を今本部の方でお仕事をさせていただいております。
―実際の業務やお仕事の内容をお伺いしてもよろしいですか?
橋本さん:
はい。私が今行っている業務は主にバックヤードの部分です。
メインの部分は講師ということで、外で教室で教えるということがうちの会社のメインの業務なんですけど、それをサポートするためのバックヤードですね。
本部でインストラクターの管理を行ったり、研修、指導のカリキュラムを作ったり、あとは一般的な会社にあるような人事や総務的なことやファイナンスなど、経営全般的なことを行っています。
小さい本部なんですけど、本当に「なんでも屋」という感じで、現場以外の業務のところはこちらでサポートさせていただいております。
―橋本さんご自身も現場で講師をされていたとのことなのですが、「楽読」のことをもう少しお伺いしてもよろしいですか?
橋本さん:
はい。楽読というのは今から15年くらい前に創業した会社になるんですけど、元々は平井ナナエという女性の経営者が大阪で起業したビジネスになります。
元々平井はバリバリの営業で現場の第一線で活躍をしていたのですが、シングルマザーで子供が3人いて行き場のない状態で、子供たちを育てるには普通の会社だとなかなか給料がもらえないので、3人を育てられない、なので、意を決して営業の世界に突入しまして、トップ営業まで昇り詰めました。
一人のピンの営業としては活躍していたのですが、後輩たちを指導する中で、自分が「こういうふうにしたらうまくできるよ」というのを伝えるんですけど、なんかそれをみなさんうまく受け取ってくれないというか、「それは平井さんだから出来るんですよ」と言われたり、色々教えてあげるけど、なかなかそこのレベルまで上がってこれないというか、そんな経験をされていたそうです。
その時に、なんで自分より能力が高いんじゃないかと思われる方が出来ないんだろうとすごい疑問に思っていたみたいなんですね。
そこでいきついたのが、人との関係性というか、その人の中にあるものが大きな原因になっているんではないかなということで、一つのわかりやすい言葉でいうと、「自信がない」ということに辿り着いたんですね。その人たちが子供のころに色々経験して、少しずつできるようになっていったように、その自信を感覚的に取り戻してもらえれば、自信を持ってもっとその人の力を発揮していろんなことができるようになるじゃないかなと思ったみたいです。
そしてその頃たまたま速読を習うきっかけがあったようで、本人はその本をまったく読んだことはなかったようなのですが、そんな人でもやってみたら早くなった。実際に本当に簡単に早くなったので、これってもしかするとその自信がない人もこの簡単なトレーニングでできるようになることで、自信をつけさせてあげるんじゃないかと思いついたらしいんですね。
そんな流れで速読の教室を大阪で1店舗開いたのが今から15年ほど前のことです。
理念はリターントゥーヒューマン=人が本来あるべき姿に帰る(環境提供)ですね。
それが経営理念なんですけど、そういったものを実現できる場所として楽読のスクールというのを今日本全国で約80スクールくらい展開をさせていただいておりまして、海外の方は韓国とアメリカにそれぞれ拠点があります。
―橋本さんご自身がそこにご一緒されたきっかけや経緯をお伺いしていいですか?
橋本さん:
私がそこに入ったのは、2012年の時でした。今から9年くらい前ですね。
私は前の仕事は、金融機関で全国転勤しながら営業の仕事をしておりまして。
具体的に業種をいうと保険会社です。2011年の時に東日本大震災で、その際に被災地対応という形でちょうどゴールデンウィークの時期1カ月くらい地震と津波の被害が大きかった宮城県に緊急の保険金をできるだけ早くお届けして、復興していただこうという、全社をあげてそういう動きをしている時がありまして、その時は愛媛県松山市で営業の仕事をさせていただいていたんですけど、2カ月半くらい災害対策本部というところに辞令が出て勤務していく中で、会社員としてやっていくのももちろん楽しかったですし、恵まれていたので、これでいいんだなというふうに自分は思っていたんですけど、そこで出会った人たちから、家族の絆だったりを見せさせてもらったりですとか、あとは自分もいつ死ぬかわからないなというのを目の当たりにしたときに、「自分はこのままでいいのかな?」という疑問が出てきまして、一度仕事を変えて、自分で一生涯働けるような、自分の場所とか時間とか。
人生を自分でコントロールできるようになるのはすごく大事なのかなというふうに思いまして。
転勤族でまったく違う場所に毎回転々としていたので、自分のコントロールではどこにいくとかも選べなかったので、そこで決心をして仕事やめるぞと。
でも辞めるにしても、色々準備しなければいけないので、まずは実家の愛知県に帰ろうというのを一旦決めて仕事をやめるということを決めたところで、たまたま大学時代の友人でピース小堀という人間で「可能性無限大」というのを伝えながら色々講演会とかの活動をしている方なんですけど、たまたまその時に楽読の講師として一緒に盛り上げていこうと平井と活動をしているところでして、その時に企業向けの研修オファーというのをいくつかいただくことがあったものですから、現場の教室だけだと色々と対応ができないので、それ専門も部隊を作ろうというところからスタートしました。
すくまねがあったから今実現できたことかなと思いとても感謝しています。
―ありがとうございます。
今は、現場もコロナがあったりで様々変わっていくわけですけど、それによって体制やシステム改良も必要になると思いますがバックオフィスとしてこのあたりの懸念はどうですか?
橋本さん:
そうですね。そこも自社開発のシステムですと、結局今までのものを全部ゼロベースで変えないといけなくなってしまうんですけど、スクマネのすごいいいところであり、私もすごく共感しているところなんですけど、「育み合いのシステム」というところで、同じようなスクールさんがバックで同じようなシステムを使ってるじゃないですか。
こちらからも改善提案等もたくさんさせていただくんですけど、そうするとそれがすぐに反映されていくんですね。
すべて自社開発だと、回収等でやり直しをするごとにその分コストが発生していたんですけど、基本的にインフィニット・フィールドさんのすごいいいところだと思うんですけど、これ自体をいいものにするには会社として個別にお金をいただくというよりは、全体としてよくなるということは、全部受け入れて、もちろんそこは無料で変えていきますよっていう、このシステム自体もみなさんと一緒に成長していきますというところですね。
まさにこれが自分たちがやりたいなと思っていたところでして、そのおかげで今後はそんなに心配することなく、やっていけるかなと。もし何かあればちゃんと相談すれば対応していただけるでしょうし、これからもずっとパートナーとしてやっていきたいなと思っている次第でございます。
―ありがとうございます。そんな橋本さんはこれから先も「楽読と共に」ということですけど、この先どんなビジョンや夢がありますか?
橋本さん:
はい、ありがとうございます!私自身も今はこの楽読の主に速読ですとか、研修、ほかにも何個か法人グループがあるんでそこの事業がメインなんですけど、これからですね、このコロナで生活様式も様変わりしていると思うんですね。私たちのミッションは「人が本来あるべき姿に帰る環境提供」ですので、このミッションはどの業態においても実現していくことができることなんですね。今はあくまでもこの教育サービスというものが中心になっていますけど、これからは生き方ですとか、暮らし方そのものが多分大きく変容していくとおもいますので、その部分をその方が本来あるべき姿に、自分らしくですね、生きられるようなサポートができればいいなと思っています。それ以外の事業はこれから多角的に広げていくと思いますので、それにあたってももちろん新規部門も私がサポートしてグループ全体のステージをより上げていけるように自分自身もこれから邁進して切磋琢磨して磨き上げていきたいなと思っています。